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<丸野裕行のシネマ辛口レビュー>『ファンハウス惨劇の館』(’81/配給:ユニバーサル=CIC)

『悪魔のいけにえ』でその異常な演出ぶりに映画心を蹂躙されたトビー・フーパー監督の本領発揮の狂った作品。

田舎町の力ーニバルにあるファンハウスに忍び込んだ無軌道な4人の若者がひどい目に遭う映画。おそらく、脚本を書いているラリー・ブロックと音楽のジョン・ビールもフーパーと同じく異常者である。

彼らの作品を見たトラウマが、私の作品の下地になっているのは間違いない。『木屋町DARUMA』以上の奇怪な作品である『六軒町ラブドール※現在、小説執筆中』の想像以上の熱量でその異常さが目につく作品になっている。

ストーリーとしては、80年代のアメリカ製ホラー映画にありがちの若者ぶっ殺され系。3人の友人とカーニバルに行った主人公の少女が楽しんでいたのは、いろいろな見せ物や夜店だった。最大のアトラクションであるファンハウスとよばれる館で、朝まで過ごそうと4人は、暗闇の中で、それぞれいちゃついていた。

しかし、ある楽屋のすき間をのぞいたときに、殺人現場を目撃する。逃げる4人が次々と追手のサーカス団長の息子である奇形男に殺されるが、主人公の少女は命からがら逃げきる。帰途についた少女の姿を、何もなかったかのように眩しい太陽の光が包む。

深夜放送で見たときには、『悪魔のいけにえ』と同等の衝撃を受けたのだが、やはりこの歳になると、あの作品の奥行きには足元にも及ばないことがわかった。奇形男のメイクが雑なのは残念だが、怪しい見世物小屋の雰囲気はやはり必見だ。

採点★★★☆☆

スタッフ

作品データ

原題 Funhouse
製作年 1981年
製作国 アメリカ
配給 ユニヴァーサル=CIC

提供:株式会社キネマ旬報社

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プロフィール

丸野裕行

1976年京都生まれ、佛教大学中退。株式会社オトコノアジト代表取締役。ライター、作家、脚本家、イラストレーターとして雑誌や書籍に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。Amazonで著書30冊以上出版、ガジェット通信ライター、『初めての不動産投資マガジン』編集長、京都No.1配布率のタウン誌『京都夜本』でコラム執筆中。文化人タレントとして『サンデージャポン』(TBS)、『ダラケseason14』(BSスカパー)、『じっくり聞いタロウ』(テレビ東京)、『EXD44』(テレビ朝日)、『雨上がりのAさんの話』(朝日放送)などのTV出演などで活動。


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